Hさん曰く、その昔11月3日は「文化の日」ではなかったようです。

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つい先日、2018年11月3日(土)は「文化の日」で祝日でした。
折角の祝日なのに、土曜日と重なって残念…という方は意外にも多かったのではないでしょうか。

さてそんな中、例によって”あの方”(このブログで度々出演される介護施設のHさん)が、またしても
面白いネタを提供してくれました!私にではないんですけどね…(笑)

この日(11/3)、施設では午前中”レクリエーション”を実施していました。歌やゲーム、時に言葉遊び
などなど…どの施設においても似たり寄ったりの催し物なのではないかと思います。
レクを進める職員が、利用者さんに訊ねます。


『今日は何の日か、知ってますか?今日は”文化の日”の祝日ですよね~』

一人、怪訝な表情で職員に訊ねるHさん…


『先生!(Hさんはスタッフ全員をこう呼びます)”文化の日”って何なんですか?』

戸惑いを隠せないながらも、Hさんに「文化の日」についてとくとくと説明する職員のIさん。

ただ、冗談でもなんでもなくHさんは本当に”文化の日”を理解しておられなかったようでした。

11月3日というのは”明治節”と言って明治天皇のお誕生日だったようですね。Hさん説によれば、
この日は祝日でありながら”学校が休み”になるのではなく逆に登校しなければならない日だった
そうなんですね。学校で祝典式(祝賀式?)が執り行われていたようなんです。
それぞれ学校によって出てくる物が違ったらしいのですが、Hさんが当時通っていた女塚小学校
(大田区)では”落雁(らくがん)”が二つ、支給されたそうですよ。それを食べてこの祝日を
お祝したんだとか…他の小学校では”お饅頭”なんかが出ていた…らしいですね。これもHさん
情報です(笑)

ここでちょっと解せない事が起こります。と言うのも、Hさんは11月3日が「神武天皇の何かを
お祝いする日だった」とおっしゃられるんですね。

いやいや…世界大百科事典で調べると、確かにこの日(11/3)は戦前まで”明治節”と呼ばれる
祝日であり、それは明治天皇の在位期間、日本が統一国家として成立し、発展した期間にあり、
国家の威信を高めた英明な天皇として賛美され、明治節は国家主義と天皇崇拝を高めるための
記念日だった…とあるのですが、神武天皇の事は特に書かれておりません。
”神武天皇祭”はあっても、それは4月20日だったようで11月3日とは何ら関係ありませんでした。


これは一体、どういう事なのでしょう…
流石にHさんが小学生の頃の話ですから、もしかするとHさんの”記憶違い”かもしれませんし、
11月3日に”神武天皇の何かを祝った”というような史実は、残念ながらどこからも出てきません
でした。
もしかしたら、私に手落ちがあったのかもしれませんが…謎です(笑)
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授頂けたら幸いです。

他にもこういった類の、もともとは違う意味での祝日だったんだよぉ~なんて話が、まだまだ
た~くさんあるんでしょうかね…

日本は戦争に負けたことでGHQから色々な「テコ入れ」を受けました。
この祝祭日なども例外ではなかったようです。
しかし、歴史は”謎”っぽい部分がたくさんあった方が楽しい…と思うのは私だけでしょうか。

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