鉄道の線路の下にある枕木について…その意味を調べてみた件

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走っている電車の中から、線路を視ていた時にふと思った疑問…

ある日のこと…走る電車の窓から、反対側の線路(レール)をボーッと眺めていた時に、レールの下に一定間隔で敷かれている枕木(まくらぎ)は、一体何のためにあるのだろうか…と急にそんな思いが沸き立った。
毎日見慣れている光景なのに、今まで全然疑問に思った事などなかったのだが、この日ばかりは何故か不思議と考えてしまったのだ。
インターネットで調べると、次のような説明があった。

「枕木(まくらぎ)」とは、鉄道の線路(軌道)の構成部材。通常の線路においてはレールを二本平行に敷設し、その下に枕木を敷いてレールを支える。
枕木の間にはバラスト軌道の場合は石を敷き詰め、保線要員はこの石をついて、つまり具合を調整する。(枕木 – 引用文・参考文献「Wikipedia」⇒https://ja.wikipedia.arg/wiki/枕木)

この文章を読んで、あなたは直ぐに「枕木」の意味が理解できただであろうか…
できたのなら、あなたは天才だ。もうこの先を読む必要などないだろう。薄識な私にはさっぱり意味が分からなかった(笑)
まず、わからないのが、この説明文に出てきた「バラスト軌道」だ。

◎バラスト軌道とは、鉄道の軌道の構造のひとつで、路盤の上に道床バラストと呼ばれる砕石を敷き、その上に枕木を並べレールを敷設したものをいう。つまり、線路に敷いてあるあの”石”の名前が「バラスト」であり、乗り心地の向上と路盤の安定化に使用されているのだそうだ。

では、「軌道」とは何か…
ここでいう軌道とは、電車などの軌条車両を走らせるための構造物からなる道。道床・枕木・レールなどからなる。「市電の軌道」

一方、路盤とは、鉄道路線で軌道を支える、盛り土・切り取りなどによって地ならしした地盤。「路盤が沈下する」「路盤がゆるむ」

※余談だが、バラスト軌道に対して「スラブ軌道」というのがある。
スラブ軌道とは、鉄道の軌道の構造のひとつ。コンクリートの路盤上に軌道スラブと呼ばれるコンクリート板を設置し、その上にレールを敷設したもの。
これだ⇒

保線とは、鉄道や軌道の線路の保守を行うこと。
鉄道の線路は、重量のある車両が走行するうちに軌道の変位レールの摩耗が生じる。これを放置しておくと乗り心地や走行安定が悪くなり、さらには脱線の原因ともなりかねない。
定期的に保守を行い、規定の状態を維持することで安全性が保たれているという訳だ。
この一連の流れを「保線」という。

「枕木」が持つ役割とは…近年の枕木事情について調べてみた結果は?

・レールの間隔を一定に保つ
・レールを枕木が支え、枕木をバラスト(砕石や砂利)が支える
・列車の重量を効率よく分散させバラストに伝え、レールが地面にめり込むのを防ぐ
・左右のレールを絶縁する
・クッション

このような意味、役割がある。つまり、レールの幅を一定に保ち、レールにかかる荷重を道床内に分散させるという事のようだ。

「枕木」は日本において、クリ・ヒノキ・ヒバなど”耐久性のあるもの”あるいはブナなどが多く利用されていた。他には広葉樹であるニレ・ナラも使われていたようである。

枕木の損傷は腐朽によるものが40~60%を占め、防腐処理が施されてきたが、近年の枕木は木製でないものが増えてきている。軌間(レールの間隔)が広がり過ぎたことによる地方鉄道での相次ぐ列車脱線事故を受け、2018年6月、木製から耐久性の高いコンクリート製枕木への取り換えを中小私鉄、第三セクター鉄道、貨物鉄道事業者へ通知した。
(枕木 – 引用文・参考文献「Wikipedia」⇒https://ja.wikipedia.arg/wiki/枕木)

まとめ

毎日繰り返される同じ光景のループ。普段何気なく見過ごしている風景…
そんな中で、ある日突然ふと思い浮かんだ疑問…あなたにも経験があるだろうと思う。

そういう何気ない景色や風景に何かを気付かされた時、疑問が浮かんだ時、後で時間ができた時で構わないのでちょっと調べてみたりするのもいいものだ。その疑問の答えが導き出された瞬間「溜飲が下がる」と言うのを体で体感する事ができる。

我々は電車という便利な乗り物を利用し、毎日移動している。
電車だけではない。飛行機だったり、自動車だったり、バスやタクシー…決まった時間に決まった場所へと運んでくれる、ありがたい乗り物だ。


そんな便利な電車だが、それを動かすために線路やパンタグラフなど、必要不可欠なものが存在している。飛行機には翼やジェットエンジンが必要だし、自動車にはエンジンやタイヤ、車輪が必要だったりする。それらはすべてが何一つ欠けてもダメなものばかり。全てに意味があり、意味のない部品など存在しないのだ。

だが普段、我々はその部品の役割など考える事もしないし、またその必要もない。
それでも、もし何かの折にふと疑問に思ったなら、それは後でもいいから必ず調べてみる価値はありそうだ。きっと何かがあるからこそ、その時ふと疑問に思ったのだろうし、いつかその知識や経験が役立つ時が来るのかもしれないのだから…

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