”サラリーマンの平均年収”から見えてきた、驚くべき現実とは…?

 

日本で働く一般的な”サラリーマン”の平均年収を調べてみました。

 

まずは下図をご覧ください。

 

サラリーマン年収

 

国税庁の平成26年・民間給与実態統計調査結果(表出)によれば、平成26年度のサラリーマン平均年収は415万円という結果が出ています。

 

この金額は、いわゆる”手取り”ではなく支給額。年金や保険、税金などを差し引けば手取り金額は更に下がります。

 

415万円の場合、ざっくりとですが280~300万円といったところでしょうか…

 

すると、月の手取り額は26万円程度が平均ということになります。

 

 

ところで、上記グラフの平均年収には、パート・アルバイトで働く人も含まれています。

 

パート・アルバイトといえば、おおよそ月10万円前後の給料が妥当な金額でしょう。

 

続いて”年収”を階層別に分けたグラフを掲出…下図がそれです。

 

階層別

 

このグラフで注目すべき点は“2,500万円超”の年収を貰っている人がいる”という事実。

 

平均年収は“対象となる人の年収”をすべて足して”対象人数で割る”という計算方法で算出されています。

 

年収の場合、人によって金額に大きな差が生まれるため、一人だけ飛びぬけた年収を貰う人がいれば、それだけで大幅に平均値を上げてしまう要因となってしまいます。

 

例えば、極端な事例として、対象となる人が10人いたとして9人が平均年収150万円でも、1人5,000万円の年収の人がいれば、平均年収は635万円にもなってしまいます。

 

1人だけ突出していることで、平均を底上げしているという実態があるのです。

 

グラフを見ても、年収100~500万円が大半を占めているので、一部の高額所得者を抜いて平均を算出すれば、おおよそ300万円台が平均と言えるでしょう。

 

300万円の場合、手取りはざっくりと200~250万円。

 

つまり、月の手取りは約20万円というのが現実的な金額(数字)なのですね。

 

 

これらのデータから垣間見られる現実。

 

それは、一般的な安定を目指して”サラリーマン“となり、ふつうの生活をしていくとしたら、月の手取りは20万円程度という事。

 

平均年収の実態が判った所で、今度は現実の世界に当てはめてみよう!

 

では、この手取り20万円で一般的な支出項目を出し、簡単なシュミレーションをしてみたいと思います。

 

・食費…3万円

・光熱費…2万円

・電話(主に携帯)代…1万円

・住宅ローン…8万円

・教育費…1人あたり3万円

・自動車維持費…3万円

・保険(生命保険等)代…2万円

 

これだけ見積もっても既に計22万円。

 

月20万円に抑えるためには、やはり”何か”を削る必要性が出てきます。

 

ここに”娯楽費“やお父さんの”飲み代“は含まれていません(笑)

 

親と一緒に実家で暮らしているから大丈夫という方であれば、現状は問題なし!?

 

いやいや…将来的には相当つらい想いをする事になります。

 

年金をたくさん貰える時代は既に過去のものとなった現代。”退職金”すらほとんどの人がもらえません。

 

たとえ貰えたとしても、その金額は微々たるもの…過剰な期待は禁物です。

 

そして、親が元気に働けているうちはまだしも年齢とともにいつかは働けなくなります

 

その時、今度はあなた自身が親の面倒を見ながら生活していかなければならなくなるという現実を忘れてはいないでしょうか?

 

また、ここでは想定していませんが、人生は何が起こるかわからないもの…

 

 

突発的な事故や病気の発症、怪我などで思わぬ出費が発生する事だってありえます。

 

そうしたことへの備えも、当然に考えておかなくてはなりません。

 

副業のススメ!誰もが避けて通れない「ダブルワーク時代」の到来!?

 

サラリーマンとして”高給取り”を目指すのであれば「出世街道」という道を選択しなければなりません。

 

ところが今は昔と違い”年功序列“や”終身雇用“というものは無いと言っても過言ではありませんよね。

 

たとえ努力して出世できたとしても、今以上に責任は重くなるし、あなたの日々は忙殺される事になるでしょう。

 

もっと怖いのは、出世どころか、会社の業績が悪化してリストラされるか、最悪会社自体が消えて無くなってしまう危険性(倒産)だってあります。

 

 

“人生”は誰しもが平等であり”一度限り”です。

 

本当にサラリーマンのままで良いのかということを、この機にじっくりと考えてみるべきではないでしょうか。

 

会社に依存した生き方をしている以上、自分で自分の人生をコントロールすることはできません。

 

誤解しないで頂きたいのは、私は何も”サラリーマン”という生き方を否定している訳ではありません。

 

かくいう私も以前はサラリーマンを17年間もしてきた身の上。

 

ただ、それだけで生きていくというのはこれからの時代、相当厳しいという現実を知っておくべきではないなか、と言いたいのです。

 

大手企業のトヨタやパナソニックでは、経費削減のために日本人を大量リストラ。

 

外国人労働者を低賃金で雇っています。

 

またユニクロの柳井会長は、朝日新聞社系雑誌対談で過去こんな発言をしています。

 

仕事ができない人は年収100万円でも仕方がない

※関連記事⇒「年収100万円も仕方ない」ユニクロ会長の真意とは

 

これは少し極端な表現ではありますが、つまり年齢や勤続年数で年収を決めるのではなく、個々の実力によって年収を決めるというトップ企業の考え方が示されています。

 

これらの例をあげても”終身雇用”、”年功序列”が既に過去の遺物である事がおわかりいただけることだろうと思います。

 

あなたにも「副業」せずには生活していけない未来が待っています!

 

近年、”中年フリーター”や”ワーキングプア”という言葉をよく耳にします。

 

とりわけ”ワーキングプア“は社会問題でもあり、正社員のように働いても年収200万円以下が、労働人口の20%(5人に1人)を占めているという報告があるのです。

 

これも悲惨な話ですが、40年前は「13人の労働者が1人の高齢者」を支えていた現行の年金制度が、現在は2~3人の労働者が1人の高齢者を支えています。

 

2050年には1人の労働者が1人の高齢者を支える形となり、今の年金制度では成り立っていかなくなると言われています。

 

老後破産“という言葉を聞いた方もいるでしょう。

 

老後に必要な資金は、たとえ年金が支給された場合でも、個人換算で約3000万円の自己資金が必要だと言われています。

 

30~60歳の30年間で、3000万円の貯金をするには毎月9万円の貯金が必要です。

 

前出の月の手取り20万円では、到底無理な話。

 

以上の事からもおわかりいただけるように、今後100%誰もが”副業“をする必要があります。


副業を禁止している会社はまだ多いです。ですが、自分や自分の家族の生活を守るのは”あなた自身”です。誰も、ましてや会社も助けてはくれません。

 

一般的に”起業”や”投資”というのは「危険」だと思われている為、行動する人は多くはありません。

 

しかしながら、こんな状況下の中、60歳まで会社に奉公し一生懸命に働いたとしても自分の将来は安泰ではありません。

 

 

これから先の長い人生を考えたら、今から始めたとしても決して遅くはありません。

 

いや…むしろいま直ぐにでも始めて欲しいのです。

 

サラリーマンをやりながら、休みの日や仕事が終わった後の時間を使い、ビジネスや投資の事を学んだり、あるいは殆ど自己資金ゼロでも容易にリスクなく始められる「アフィリエイト」と呼ばれるネットビジネス…

 

これら副業に取り組んで頂きたいと思うのです。

 

 

P.S
“副業”関連記事掲載⇒ロート製薬の「副業解禁」が示す本当の理由