「入門機」として最初に購入したドローンは”最悪”なものでした…

 

さて、前回の記事で少しばかり触れておりました「ドローン」について…

 

 

「ドローン」がこの世に出たての頃、とても興味があって欲しいなぁ~と思ってはいたものの、あまりにも高額すぎて当時の私にはとても買えるような代物ではありませんでした。

とは言えどんな商品でもそうなんですが、必ず別の企業がその人気商品の「二番煎じ」「三番煎じ」的な安価な模倣品を発売してきたりするというもの。

現に今、「ドローン」という人気ブランド商品は”DJI社”だけにとどまらず、色々な会社で安価に作られるようになりました。

 

私のような超初心者が、いきなしDJI社の高級ドローンなんて買えません!猫に小判ですから…(笑)

それでも先日、オークションサイトでチョチョいと手頃な「トイ・ドローン」をサクッと購入しました。

それがこれ!

 

 

これだけ見ると、何だか凄いドローンのように見えませんか?(笑)

今はこんなに安くドローンが手に入る時代になったのかぁ~イイ時代になったもんだなぁ~と、すぐに飛びついてポチっと買ってしまいました(笑)

しかし、これがなかなかの曲者ドローンでした↷↷↷

 

コントロールが効かない!初フライト1分で桜の木の枝にひっかけました(笑)

 

商品が届くのを一日一日とワクワクしながら到着を待ちました。

商品が届いて梱包を開封、しっかりとケースに入った、本当に軽量(100g未満)な「トイ・ドローン」が届いたのでした。

バッテリーにフル充電!明日の仕事帰りに早速飛ばしてみよう!と意気込んでおりました。

 

 

仕事終わり、近くの空き地で昨日届いたトイ・ドローンを早速飛ばしてみます。

「テイク・オフ!」掛け声とともにワンタッチ上昇ボタンをポチっ!

ドローンは勢いよく上昇して行きますが…

 

「あれれ…おいおい、そっちじゃないよ!戻ってこい!」などと、ドローンに話しかけても素直に戻るはずもありません(笑)

天高く上昇したドローンは、すぐそばにそびえ立っていた桜の木のてっぺんまで上昇してしまいます。

その後落下、桜の木のてっぺんの枝に絡まって、ドローンちゃんは動かなくなってしまいました(おそらく10mくらいの場所にとどまったと思います)。

 

職場にあった「物干し竿」を借りてきて、桜の木に登れるところまで頑張ってよじ登り、そこから片手で必死にドローンを落とそうと試みますが…

あと数メートルというところで寸足らず、ドローンに届きません!

その日は日没で諦め、明日に望みを託します。

 

 

次の日、また仕事帰りに、もう一本追加で物干し竿を借りて、二本をガムテープで固定してつなげ、昨日と同じように桜の木によじ登り、下からツンツンと竿で突くと…

ようやくドローンに竿が届いて難なく落下、無傷でドローンは戻ってきました。

2日間に渡る死闘でした(笑)

 

「桜の木」の次は水難…コントロールが効かないことが問題なんです

 

何せ初めてのドローン…何も知らない私は、みんなこんなものかと思って大して気にせずに飛ばしていたのです。

”二度目の悲劇”は家の近くの河原で起きました。

 

このドローン、とにかく機体が軽量過ぎて少しの風でも煽られ飛ばされてしまいます。

少しでも風が吹いていると、まったくと言ってよいほどコントロールが効かなくなるのです。

 

翌日、仕事休みだった私は天気が良かったことも相まって、家の近くにある河原へ飛ばしに行こうと出かけていきます。

テイクオフした機体は、風に煽られアッという間に川の方へ飛ばされていきます。

「おいおい!待て!こっち来い!そっちに行くな~」と、無駄にドローンに話しかけ、コントローラーを持ちながら私は全速力でドローンを追いかけますが…

 

 

間一髪、川への墜落は免れたのですが、中洲に不時着してしまいました。

しかもその中洲に行くためには小川を渡って行かないといけない場所だったのです。

このままドローンを見捨てるわけにもいかず、私はズボンを捲し上げ、裸足になって小川の中へと入っていきました。

 

この時期、まだ水は冷たく、足はみるみるうちに冷えて冷たくなっていきます。

また、川の底の丸石は苔でヌルヌルして滑り、川の水の勢いもあって、小川のちょうど真ん中あたりは流れも急流で足をもっていかれそうになります。

 

「ドローンを拾いに川へ入り、足を滑らせて川に流された5〇歳の男性が溺死…」なんて記事が新聞に載ったら笑うに笑えないです(笑)

必死に頑張ったかいがあって、何とか中洲に渡ることができ、ドローンを救出することができました。

 

コントロールできない…ならばこれしかない!と思い立ったこととは…

 

さて、こうして何度もドローンを失いそうになる事案が頻発している中、新たなる手段として私が考え出したのが「釣り糸を使ったドローン凧あげ作戦」でした。

軽量なドローンに釣り糸を結び付け飛ばすことで、コントロールの効かないドローンの暴走を防げるのでは…と思い立ったのです。

 

なぜこんなことを思い立ったかといいますと、実はこの数日前、近所の100円ショップでたまたま釣りに使う「リール」が売られているのをみかけたからでした。

その時は「へぇ~今時は釣りのリールまで100円ショップで売られているんだなぁ~」などと思っていたのですが、度々失いそうになる暴れん坊ドローンをみていて”ハッ”とひらめいたのでした。

すぐさま近所の100円ショップへ赴き、550円でこのリールを購入します。

 

次にネットで「釣り糸」を探します。

このドローンは一応飛距離が約150mと書いてあったので、ちょうど150mの長さのある釣り糸を買いました。

ネットで注文し、届いた釣り糸をリールに巻き付け、糸の先端をドローン機体の下に取り付け完了!

翌日、早速近くの河原でテスト飛行します。

 

 

風でコントロールの効かなくなったドローンは、それでも結び付けられた糸のおかげで必要以上遠くへ飛ばされることなくそこに止まって飛んでいて(ホバリング)くれています。

「おぉ~」と一人感動しながら、これならドローンを飛ばす度に全速力でドローンをおっかけまわさなくて済むぞ~とニンマリしていました。

60近いおやじの脳みそで考えられるのは、この程度のこと(笑)

 

あまりの虚しさに腹が立ち、糸を素手でちぎろうとして指を切りました(笑)

 

それでも最初のうちはよかったのですが…

こうしてドローンを飛ばしていても全然楽しくありません。というか虚しさだけが残りました。

 

確かにドローンは失わなくて済むし、無駄に走らなくても済みます。

だけど、こんなんしてドローン飛ばしても、これじゃ凧上げと一緒じゃん!と思うようになってくると、とてつもなく虚しくなります(笑)

 

で、家で絡まった糸を解しながら糸巻をしていると急に腹立たしくイライラしてきて「こんな糸!」と思い手で引きちぎろうとしましたが、糸は切れません。

糸の代わりに指を切りました(笑)

ナイロンの釣り糸が素手で切れる訳ありませんが…この時はそんなこと忘れているんですね~

 

 

結局、その後はドローンに釣り糸をつけて飛ばすことは二度となくなりました。

そして当然の如く、自由勝手気ままに飛びまくるこのドローンは二度目の水難事故に遭い、あっけなく川に流されていったのでした…(笑)

 

やはり「釣り糸」は「釣り」で使うものであって、決してドローンにつけて使うものではないってことをあらためて知りました(笑)

 

二号機もまたこの「E88」を購入してしまいました(>_<)

 

 

次の購入ドローンも、川で失ったものと同一も商品を購入しました。

当然値段も一緒…いや、同じ出品者から購入したからか、前回の値段よりも100円安かったかな(笑)

 

 

このドローン(二号機)、今でも手元にありますが、何回か飛ばしているうちに左下のプロペラが回らなくなり、結局飛べなくなりました。

で、仕方なく次のドローン(ホーリーストーンHS175)を購入することとなり…

この続きはまた次回に!